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新県立中央病院を公開 来年1月9日開院

北國新聞(2017年11月22日)

 来年1月9日に開院する新石川県立中央病院が21日、現病院に隣接する金沢市鞍月東2丁目で報道陣に公開された。全国初となる女性専用外来や、手術室と小児病棟を同じフロアに配置した総合母子医療センターを整備した。最新機器を備えた高度専門医療と、快適な療養環境で県民の健康を支える。
 新病院は地下1階、地上10階で、延べ床面積は6万2千平方メートル。屋上には来年秋導入予定のドクターヘリ用のヘリポートを備える。外観は茶色と黒が基調で、十字の建物がくっついた「ツインクロス型」となる。総事業費は430億円。
 専門医療は4階以下で行われ、1階は乳がんなど女性特有の病気に対応する専用外来を設置。救命救急センターを放射線室に隣接させ、画像検査を速やかに行えるようにした。総合母子医療センターは4階に置いた。5~10階は入院患者用病棟で、病床数は現病院より32床少ない630床となる。全てのベッドサイドに窓を設けた。
 九谷焼タイルを組み合わせた1階エントランスの陶板壁など伝統工芸品のあしらいも随所に施した。
 視察した谷本正憲知事は「安心して治療を受けられる拠点ができ、大変感慨深い」と話した。23日に完成記念式典、26日に一般公開される。

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