移住した牛田さん夫婦が開業する農家民宿「うしだ屋」=上越市大島区田麦

移住した牛田さん夫婦が開業する農家民宿「うしだ屋」=上越市大島区田麦

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田舎料理、みそ造り体験 移住夫婦が農家民宿開業 上越

新潟日報(2017年11月22日)

 上越市大島区田麦集落に移住した農業牛田光則さん(33)と詩歩さん(29)夫妻が営む農家民宿「うしだ屋」が、22日にオープンする。地元の農産物を使った田舎料理のほか、稲刈りやみそ造りなど農村の暮らしを体験できる場を提供する。2人は「田舎の日常を味わえるような場所にしたい」と意気込んでいる。

 福岡県出身の光則さんと茨城県出身の詩歩さんは、2015年から受けていた上越市吉川区の農家研修で知り合い、結婚した。農家として独立し、農家民宿を開業したいと考えた2人は昨春、知人から紹介された田麦集落の築100年を超える古民家を購入し、移住。ことし3月に独立し、11月の開業を目指して準備を進めてきた。

 「うしだ屋」の宿泊室は2部屋で定員3人ずつ。吹き抜けの玄関からは古民家の屋根裏構造をのぞくことができ、ピアノなどの楽器や千冊以上の本が並ぶ「読書室」もある。

 食事は牛田さん夫妻や地域の人々が育てた野菜とコメを使用し、のっぺなど田舎の家庭料理を提供する。農作業体験やブナ森散策など天候や季節に応じて山の暮らしを体験してもらうサービスも検討している。

 2人は「やっとスタートする。試行錯誤しながらお客さんに育ててもらう宿にしたい」と語り、「里山移住の楽しさを日常の仕事や遊びに至るまで案内したい。『田舎のおばあちゃん家(ち)』に来るような感じで訪れてほしい」と呼びかけた。

 1泊朝食付き5800円から。予約、問い合わせはうしだ屋、050(3699)1516。

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