外国人観光客の姿が目立つ松本城公園。カレッジでは、観光地でガイドできる人材の育成も目指す

外国人観光客の姿が目立つ松本城公園。カレッジでは、観光地でガイドできる人材の育成も目指す

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松本、もてなしに市民の力 観光ガイド育成へ「カレッジ」

信濃毎日新聞(2017年11月22日)

 松本市や松本商工会議所、松本大(ともに松本市)などでつくる「観光ホスピタリティカレッジ運営委員会」は本年度、観光客をもてなすための知識を学べる連続講座と単発講座からなる「カレッジ」を始める。昨年度は計4回の単発講座だけを開いたが、より体系的に学べるよう連続講座を追加。市内では外国人観光客が増えていることもあり、より多くの市民にもてなしの知識や技術を身に付けてもらう。

 同じ趣旨の講座は、2005年度から開いているが、昨年の市内の外国人宿泊者数が約14万人と記録がある中では最多を更新するなどした状況を背景に、ガイドができる人材育成にも力を入れる。

 連続講座(計8回、受講料2千円)は来年2月から始める計画で、観光ガイドの初心者やガイドを目指す一般市民が対象。フィールドワークや参加型講習会、ガイドの実践、視察研修などを予定する。修了後はガイドとしての活動を期待している。

 来春ごろから5回程度を予定する単発講座(無料)は、一般、観光事業者、ガイドらが対象。講師には、外国人向け禅体験ツアーなどで日本文化を発信してきた妙心寺退蔵院(京都市)副住職松山大耕さん、インバウンド(海外誘客)促進に助言する企業を都内で営む米国出身のルース・マリー・ジャーマンさんらが候補に挙がっている。

 カレッジ開催は21日、松本市内で開いた運営委の会合で決めた。問い合わせは運営委事務局の市観光温泉課(電話0263・34・3000)へ。

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