白馬村の白馬五竜スキー場と白馬八方尾根スキー場が21日、今季の営業をゲレンデの一部で始めた。村内のスキー場は昨季まで2季連続でシーズン前半の雪不足に悩まされた。白馬五竜スキー場にはこの日、シーズン到来を待ちわびた客が早速訪れ、関係者は順調な滑り出しに安堵(あんど)した。
同スキー場では20日夜に40センチほどの積雪があり、21日午前10時半から標高約1500メートルのゲレンデを開けた。営業開始は昨年より2週間以上早いという。営業担当者によると、例年と比べてもやや早め。「今年はこのまま降り続いてほしい」と願っていた。
ゲレンデはふかふかの新雪が覆い、スキーヤーやスノーボーダーは粉雪を散らしながら気持ちよさそうに滑った。同村神城の宮沢敬子さん(48)は、夫と2人で今季の初滑りを満喫。「今年は雪の量が豊富でゲレンデのコンディションがとてもいい」と満足そうに話した。