スキーシーズンに向け、ゲレンデへの降雪を願う「雪恋まつり」が23日、南砺市才川七(福光)のイオックス・アローザスキー場で開かれ、大木を引く名物「雪曳(ひ)き」が披露された。
今年で27回目となる恒例行事。ゲレンデにはうっすら雪が積もり、近年のこの時期にはない光景が見られた。
山中で切り出した木を雪上で滑らせて運ぶ様子を再現した雪曳きでは長さ7メートル、重さ1・5トンのスギの木を用意。西山木遣(きや)り保存会メンバーや福光南部あおぞら保育園児ら約60人が冷たい雨の中、約300メートルにわたり、綱を引いて木を動かした。木遣り唄や「雪が降ってくれるぞ」などの掛け声で雰囲気を盛り上げた。
スキー場駐車場脇にある医王神社で神事があり、地元団体代表者らが降雪とシーズン中の安全を祈った。今シーズンのオープンは12月22日で、この日はリフトとゴンドラを無料で利用できる。