大本山永平寺の関係者らが出席して行われた門前宿泊施設の地鎮式=21日、福井県永平寺町志比

大本山永平寺の関係者らが出席して行われた門前宿泊施設の地鎮式=21日、福井県永平寺町志比

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大本山永平寺近くに宿泊施設を整備 19年秋オープン予定

福井新聞(2017年11月24日)

 大本山永平寺(福井県永平寺町)が旧参道沿いに建設を計画している宿泊施設の地鎮式が同町志比で21日行われた。施設は「柏樹関(はくじゅかん)」と名付けられ、2019年秋のオープンを目指す。

 施設整備は永平寺、県、町の門前再構築プロジェクトの一環。寺の西側の永平寺川沿いに、鉄筋3階建ての客室・レストラン棟、木造平屋建てエントランス棟などを約13億円かけ建設する。

 客室は和洋室18室あり、男女別大浴場も備える。エントランス棟には座禅体験を行うスペースも設ける。延べ床面積は1984平方メートル。藤田観光(本社東京)が運営し、外国人にも対応できるスタッフを置く。

 また宿泊施設に隣接して木造平屋建ての寺院、柏樹庵(はくじゅあん)=延べ床面積128平方メートル=も建設する。

 地鎮式は来年3月の着工を前に行われた。永平寺関係者や県、町などから約230人が出席。くわ入れなどを行い工事の安全を祈願した後、式典を行い、小林昌道監院が「禅の教えを世界に発信する中心地になることを願っている」とあいさつした。

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