三色桃の苗木を植える参加者=黒部市宇奈月町音沢

三色桃の苗木を植える参加者=黒部市宇奈月町音沢

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三色桃の苗木100本植樹 黒部川開発100年を記念

北日本新聞(2017年11月25日)

 黒部・宇奈月温泉開発100年事業実行委員会(中谷延之委員長)と「桃の郷(さと)再生研究会」(羽柴進一会長)は24日、黒部市宇奈月町音沢の弥太蔵発電所跡地に、電力王と呼ばれ、黒部川の水力にいち早く目を付けたとされる福沢桃介(福沢諭吉の女婿)ゆかりの三色桃の苗木約100本を植樹した。

 宇奈月温泉一帯はかつて「桃原」と呼ばれ、桃が自生する台地だった。住民らでつくる研究会は以前から桃を植えてきた。今回は黒部川開発100年を記念して植樹を企画。関西電力が苗木を提供した。

 三色桃は1本の木から白、赤、ピンクの花を咲かせる。木曽川の水力発電を行った福沢桃介が1922年に長野県に建設した発電所(現関電須原発電所)にドイツから持ち帰った苗木を植えた。福沢は黒部川の電源開発が本格的に始まる以前に、黒部の水力を利用して入善町に工場を建設する構想を描き、09年に音沢で現地調査を行ったとされる。

 この日は関係者約20人が参加。河田稔同実行委事務局長が植樹の経緯を紹介し、中谷委員長が「宇奈月の新たな名所となるように願いを込めて植樹したい」とあいさつ。有磯弘之市産業経済部長が祝辞を述べ、羽柴会長らが植樹について説明した。参加者はみぞれ交じりの冷たい雨が降る中、容器に入った苗木をスコップを使って等間隔に植え込んだ。市の「詩(うた)の道」句集事業の優秀作品を刻んだ句碑も披露された。

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