和泉元彌さん(中央)、とよた真帆さん(左)、池上季実子さん(左から2人目)らが出演した大伴家持生誕1300年記念の演劇=高岡市民会館

和泉元彌さん(中央)、とよた真帆さん(左)、池上季実子さん(左から2人目)らが出演した大伴家持生誕1300年記念の演劇=高岡市民会館

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和泉元彌さん市民らと熱演 家持生誕1300年記念劇

北日本新聞(2017年11月27日)

 越中国守を務めた万葉歌人、大伴家持の生誕1300年を記念した演劇「剣に歌に、夢が翔(と)ぶ!」が26日、高岡市民会館で上演された。狂言師の和泉元彌さんや女優のとよた真帆さんらが熱演し、市民エキストラも参加。和歌を愛し、権力闘争に巻き込まれながら波乱の人生を送った生涯を描き、節目の年を飾った。

 演劇は2部構成で繰り広げた。1部は恋多き家持が妻の坂上大嬢(さかのうえのおおいらつめ)と愛を深めていく人間模様や、雨晴海岸など越中の自然や風土に触れ、歌人として成長していく姿を描いた。2部は越中国守を終えて都に戻った後、大伴家と藤原家で起きた権力闘争の中での生きざまを題材にした。

 家持を和泉さん、大嬢をとよたさん、叔母の坂上郎女(いらつめ)を池上季実子さん、藤原仲麻呂を川野太郎さんがそれぞれ演じた。高岡市出身の古村勇人さんが家来役を務めた。

 舞台横に大型スクリーンが置かれ、劇中で家持らの作品を映しながら出演者が朗唱した。公募の市民のほか、地元の合唱団や可西舞踊研究所から総勢75人が参加し、エキストラや合唱、舞踊を担当した。

 演劇は高岡市と市教委が主催し、約850人が鑑賞した。12月5日に都内で上演し、福井県越前市と金沢市でも公演が行われる。

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