メディア関係者を招き観光地としての魅力に触れてもらったツアー=6日、宮崎海岸

メディア関係者を招き観光地としての魅力に触れてもらったツアー=6日、宮崎海岸

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外国人の誘客に本腰 台湾から招待ツアー 朝日町が観光PR

北日本新聞(2017年11月28日)

 朝日町は本年度からインバウンド(外国人観光客誘致)事業を本格化させている。桜の名所で知られる舟川べりなど観光地の魅力を世界に発信し、地域活性化や交流人口の拡大を図る狙いだ。11月は台湾からメディアや旅行会社の関係者を招くツアーを行った。特産を生かした土産品の開発をはじめソフト面の整備も急いでいる。 

 舟川べりの桜とチューリップ、菜の花、朝日岳の残雪が織り成す風景「春の四重奏」は、台湾の大手雑誌に取り上げられるなど海外でも注目されつつある。こういった流れを生かそうと朝日町はインバウンド事業に本腰を入れ、親日的で富山空港からの直行便がある台湾を対象とした。

 11月は観光地としての可能性を探るため招聘(しょうへい)事業を2回実施した。上旬に現地から雑誌社を招待する際は、通常の旅行誌では掲載されても目に付きにくいと考え、女性向けのファッションや中高年のライフスタイルを扱う専門性の高い社に声を掛けた。いずれも旅行コーナーがあり、誘客につなげられるとの見方だ。

 観光名所の一つ、ヒスイ海岸を訪れたホウ・ワンシェンさん(32)とチョウ・ハンハオさん(31)は「山と海が近く、リラックスできる自然環境だ。3~4日間の小旅行に向いているのではないか」と感想を述べた。

 下旬には大手旅行会社の関係者3人が来町し、交流体験施設・なないろKANで陶芸体験や土産の取材をしたほか、観光地も巡った。

 町はPRと同時に受け入れ態勢の整備に力を注ぐ。バタバタ茶などの特産物を活用した商品、公共施設のWi-Fi(ワイファイ)環境、舟川べり周辺の駐車場と多岐にわたって取り組んでいる。Wi-FiはなないろKANなどで既に整備済みだが、今後も観光客や地区からの要望があれば拡充していくという。

 町商工観光課によると、来年度以降もインバウンド事業は継続し、台湾だけでなく韓国や香港、東南アジアと対象エリアを広げたい考えだ。同課の山崎渉さん(45)は「朝日の魅力を前面に売り出し、人の交流やにぎわい創出、経済効果をもたらしたい」と話している。(朝日・入善支局長 吉本佑介)

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