古い民具などさまざまな資料が展示されている長野市立博物館

古い民具などさまざまな資料が展示されている長野市立博物館

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博物館と観光、連携探る 長野市立博物館、12月15日シンポ

信濃毎日新聞(2017年11月29日)

 長野市立博物館(小島田町)と国立科学博物館(東京)は12月15日、博物館と観光との連携をテーマにしたシンポジウム「地域の情報発信拠点としての博物館」を同市北石堂町のJA長野県ビルで開く。市内でこれまで手薄な面があった、博物館を観光誘客に生かす取り組みを学ぶ内容で、観光事業者や一般市民の参加を呼び掛けている。

 市立博物館によると、同館は年間入場者数が3万5千人前後。学校の授業などで訪れる小学生ら地元の利用が多い一方、観光客は少ないという。市内には他にも戸隠地質化石博物館や信州新町美術館・化石博物館などがあるが、観光誘客が盛んなのは、旧松代藩の史跡と合わせて観光ルートとして定着している真田宝物館などに限られる。

 各館は資料を展示するほか、自然科学から歴史、民俗までさまざまな分野の研究も行う。市立博物館の成田健学芸員は「学芸員ら地元に詳しい人材もいる。博物館を観光の魅力の一つにできれば、市への誘客にも博物館の利用促進にもなる」とみるが、これまで観光事業者らとの交流が少なかった。「シンポジウムをきっかけに横のつながりをつくり、要望やアイデアを交換していきたい」としている。

 シンポジウムは午後2時〜4時半。館内に「営業推進課」を設けて観光誘客に力を入れる福井県立恐竜博物館と、火山の三瓶山(さんべさん)の観光と連携する島根県立三瓶自然館の職員がそれぞれの取り組みを紹介。続いて長野市の観光と博物館の担当者を交えたパネル討論を行う。

 入場無料。定員は先着60人。長野市立博物館(電話026・284・9011)に申し込む。

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