フランスのグルメガイド「ゴ・エ・ミヨ東京・北陸・瀬戸内2018」の発刊に合わせた出版記念授賞式が4日、東京都内のホテルであった。県内では、もてなしが評価されホスピタリティ賞を受賞した薪(まき)の音(南砺市)が新たに加わるなど18店が掲載された。
ゴ・エ・ミヨは、ミシュランガイドと並ぶ権威ある格付け本で、店をコック帽の数でランク付けする。昨年発刊された日本版第1号の「ゴ・エ・ミヨ東京・北陸2017」の掲載は4都県の約300店で県内は16店だったが、今回の第2号は瀬戸内の岡山、広島、山口各県を加え約470店に増やした。
里山フレンチを提供する薪の音はコック帽3の評価で、館主の山本誠一さんは「賞の重みを感じ、励みになる。北陸の食や伝統工芸を巡る旅を提案していきたい」と語った。
第1号で県内最高のコック帽4だったレヴォ(富山市)と日本料理山崎(同)の2店の評価は維持された。
全体で最高ランクのコック帽5を獲得した東京のレストランには、高岡市の鋳物メーカー、能作が製造したプレートが贈られた。
◇新たに掲載された県内店▽コック帽3=薪の音、ランソレイエ(南砺)キュイジーヌフランセーズ ラ・シャンス、御料理ふじ居(富山)鮨大門(魚津)▽コック帽2=カーヴ・ユノキ、天ぷら小泉たかの、冨久屋、鮨人、寿司栄華やぎ(富山)▽コック帽1=松月(富山)