敦賀工高の生徒が制作を手掛け、敦賀駅交流施設オルパークで約1カ月間設置されるイルミネーションツリーの点灯式が4日、同施設で行われた。同校吹奏楽部によるクリスマスソングの演奏もあり、会場はクリスマスムード一色となった。設置は25日まで。
オルパークが3年前からツリーの制作を同校に依頼している。3年生による課題研究として、情報ケミカル科の3人が4月から制作を始めた。設計や点灯のプログラミングも行い、昨年は青色のみだった発光ダイオード(LED)は今年、色の数を増やし点灯パターンは100通りを超えるなど工夫を凝らしている。
会場には多くの見物客が訪れた。照明が落とされると、カウントダウンに合わせてきらびやかなイルミネーションが浮かび上がった。点灯後、同校吹奏楽部によるクリスマスソングなどのメドレーを演奏。「あわてんぼうのサンタクロース」や「赤鼻のトナカイ」などを披露し、高校生やサラリーマンは足を止めて写真を撮ったり、演奏に聴き入ったりして楽しんでいた。
制作班のメンバー吉田昇平さんは「百点満点の出来。多くの人に楽しんでもらえたらうれしい」と笑顔で話していた。