小諸市は9日から、市内のマンホールのふたを紹介するご当地カードを無料配布する。ふたは浅間山や懐古園三の門をコモロスミレや梅の花で囲ったカラフルなデザイン。市下水道課は「(マンホールのある)下を向いて歩こう」とPRしており、小諸駅舎内の観光案内所で原則1人に1枚ずつ手渡す。
カードは国土交通省や下水道関連の企業などでつくる「下水道広報プラットホーム」(事務局・東京)が発行。これまでに194自治体の227種が発行されており、9日から小諸、松本、茅野市を含む64自治体の66種が加わる。
小諸市のカードは2千枚を用意。表にマンホールの写真、裏に解説文を載せた。同課によると、市内のマンホールは1万2212カ所。カードに使われたふたは1993年に設置が始まったが、ここ15年ほどは滑りにくさなど機能性を重視した別のふたが主流となり、現在は新設していない。
同課は年内に市内のマンホールを紹介する地図を完成させる予定。「マンホールカードを集めることが一部でブームになっているので、誘客にもつなげたい」としている。