完成したしょうゆを手にする河口さん(左)と細川さん=道の駅庄川

完成したしょうゆを手にする河口さん(左)と細川さん=道の駅庄川

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「燻製醤油」を開発 トナミ醤油とねこのくら工房

北日本新聞(2017年12月16日)

 砺波市庄川町金屋の「トナミ醤油(しょうゆ)」と南砺市下梨(平)の豆腐店「ねこのくら工房」は、五箇山和紙の原料、コウゾのチップを使った「燻製(くんせい)醤油」を共同開発した。砺波市の道の駅庄川で15日、発表会と試食会を開いた。

 両社は今春、開発に着手。ねこのくら工房の薫製機を使い、しょうゆとチップの組み合わせを試行錯誤したところ、県産丸大豆を使った本醸造しょうゆと、コウゾのチップがマッチした。

 新商品はいぶした香りや塩辛さの少ないまろやかな味が特長。試食会では道の駅庄川の堅田雅裕料理長が「普通の料理に一変化加えられる」と話し、ほうれん草のおひたしや卵かけご飯、和風カルボナーラなど調理例6品を紹介した。関係者25人が味わいを確かめた。

 トナミ醤油営業課長の河口敦哉さんは「特別な味わいを提供したい」、同工房の細川雅美さんは「安全でおいしい地域の名産品として味わってほしい」と話した。

 庄川など県西部の道の駅や、ネット通販などで扱う。120ミリリットルで972円。

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