「JR新潟ファーム」の酒米を使用して仕込んだ4蔵の日本酒=15日、新潟市江南区

「JR新潟ファーム」の酒米を使用して仕込んだ4蔵の日本酒=15日、新潟市江南区

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新潟4酒蔵の味わい比べて 「しゅぽっぽ」第2弾

新潟日報(2017年12月18日)

 農業法人のJR新潟ファーム(新潟市南区)の酒米を使い県内4酒蔵が造った日本酒「新潟しゅぽっぽ」の新版が16日、県内主要駅で発売される。本県の農業や観光の振興を目指すJR東日本新潟支社の地域連携プロジェクトの一環で、昨年に続く第2弾。各蔵の個性を反映した味わいとなっており、年内に首都圏でも売り出す。

 JR新潟ファームは、JR東日本と新潟市南区の農家が共同出資して昨年設立した。ことしは3ヘクタールの田んぼで酒米「五百万石」を収穫。昨年に続き今代司酒造(同市中央区)、越後鶴亀(同市西蒲区)が参加したほか、新たに吉乃川(長岡市)と君の井酒造(妙高市)が加わった。

 各蔵とも精米歩合58%、アルコール度数15度の純米吟醸酒とした。吉乃川の「しゅぽっぽ」は豊かな酸味とキレがあり、君の井の「しゅぽっぽ」は熟成が進むほどうま味が出るなど、酒蔵によって味わいが異なる。

 新潟市江南区で15日に開かれた発表会では、JR東日本新潟支社の今井政人支社長が「各蔵のしゅぽっぽを通じて地域の情報発信につなげ、交流人口の拡大に努めたい」とあいさつ。吉乃川の峰政祐己社長は「若い人に飲んでもらい、新潟の酒と食の魅力を感じてほしい」と期待を込めた。

 4蔵で計6千リットルを製造。720ミリリットル1780円、180ミリリットル540円(いずれも税込み)。

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