雑貨やスイーツなどを販売する「みなとがわ のみのいち~川のアパルトマルシェ」が17日、氷見市朝日本町の湊川沿いにある米蔵を改装した貸しスペースで開かれ、大勢の来場者でにぎわった。
米蔵は1921年に建てられた土蔵。市が民間団体から寄贈を受け、内部に事務所や工房などに使える6区画(1区画60平方メートル)の貸しスペースを整備した。今年5月から利用の受け付けを始めたが、入居はNPO法人の1団体のみにとどまっている。
貸しスペースと風情ある湊川沿いの景観をPRしようと、市がのみの市を企画。7~11月に同市の中央町商店街で開催し、好評だったイベント「うみのアパルトマルシェ」の運営委員会が引き継いだ。
今回は雑貨やスイーツ、古道具などを扱う市内外の19店が出店。若い世代に人気の子ども用品や手作り小物なども並び、多くの人が品定めしていた。高岡市から家族3人で訪れた小黒唯さん(31)は「土蔵の中の雰囲気がいい。いろんな雑貨があって面白く、またイベントがあれば来たい」と笑顔を見せた。
のみの市は来年3月まで毎月1回開く。市の担当者は「若い人が集まるイベントとして定着させたい」と話している。