21日に新装オープンする「界アルプス」=大町市

21日に新装オープンする「界アルプス」=大町市

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星野リゾート「界アルプス」 大町の温泉旅館、新装オープン

信濃毎日新聞(2017年12月21日)

 星野リゾート(北佐久郡軽井沢町)は21日、昨年3月から休業していた大町市大町温泉郷の温泉旅館「界(かい)アルプス」を新装オープンする。現地で全館を建て替え、客室は以前の28室から48室に拡充。「信州のぜいたくな田舎を体感する温泉宿」をテーマに、ご当地らしさを楽しめる料理や宿泊サービスを提供する。

 同社は2006年、現地で「松延」として営業していた旅館の運営を引き継いだ。1982(昭和57)年の建築で老朽化していたため、建て替えを決めた。新築した地上2階建ての建物は延べ床面積4613平方メートルで、入り口正面に延びる道路の両側に沿って客室や温泉棟を配置。スキー乾燥室を備え、北安曇郡白馬村でスキーを楽しむ訪日客らの取り込みも図る。

 滞在中に地域文化に触れられるように、客室には地元の「松崎和紙」で作られた照明具や、切り絵作家の柳沢京子さん(長野市)が手掛けた作品を飾る。館内にある土間では、いろりを囲んで食事や酒を楽しめる。料金は1泊2食付で1人2万3千円から。

 同社は50室未満の高級温泉旅館「界」を全国14カ所で展開。星野佳路代表は20日の内覧会で、20年に23施設、将来的に30施設(約1200室)に増やす目標を説明し、規模拡大によるマーケティング力向上で「海外にも情報発信していく力がつく」と話した。

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