出土した無数の陶磁器片や修復工程を紹介する特別公開展=24日、福井市の県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館

出土した無数の陶磁器片や修復工程を紹介する特別公開展=24日、福井市の県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館

福井県 福井・永平寺

遺物展示の舞台裏お見せします 一乗谷朝倉氏遺跡資料館

福井新聞(2017年12月26日)

 出土した遺物が展示されるまでの作業に焦点を当てた特別公開展「一乗谷を掘る・調べる~学芸員の仕事~」が、福井市の県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館で開かれている。洗浄や保存処理といった、普段は見られない地道なプロの仕事を紹介している。3月18日まで。

 同遺跡で出土した土器、陶磁器の無数の破片を展示。洗浄、接合、着色といった一連の工程を解説パネルで紹介している。完成図のない中、破片を一つ一つ組み合わせる果てしない作業の末、展示品として修復されたことが分かる。

 木製品は乾いて縮まないよう化学薬品を染み込ませ、金属製品はさびを取り除いた後、表面が空気に触れないよう薄いアクリルで包むなど、保存処理の手法も詳しく説明している。

 学芸員や作業員が出土品の計測や記録に使うコンパスに似た「ディバイダー」、輪郭をかたどる「マーコ」など専用の道具も展示。縄文、弥生土器、平安時代の須恵器など、戦国時代以外の出土品を集めたコーナーもある。

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