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入笠山と霧ケ峰、日本山岳遺産に 長野県内計6件

信濃毎日新聞(2017年12月26日)

 日本山岳遺産基金(東京)は、日本山岳遺産として新たに伊那市・諏訪郡富士見町境の入笠山(1955メートル)と、諏訪市、茅野市、同郡下諏訪町にまたがる霧ケ峰を認定した。それぞれの地元で環境保全に取り組んでいる「入笠ボランティア協会」(富士見町)と「霧ケ峰草原再生協議会」(諏訪市)を認定団体とし、活動に対して助成する。県内の日本山岳遺産は計6件となった。

 同基金は山岳雑誌や書籍を手掛ける「山と渓谷社」(東京)が設立。山々の景観や生物多様性を守る目的で、日本山岳遺産を認定している。認定を受けようとする団体の申請を受けて審査。本年度は8件の応募から県内2件を含む6件を認定した。

 入笠ボランティア協会は2003年結成。富士見町のスポーツ少年団などにも呼び掛け、入笠山中腹の湿原に咲く山野草の手入れやごみ拾いなどを続けている。事務局で山荘経営の伊藤高明さん(74)は「春から秋まで山野草が咲き乱れる入笠山は大きな自慢。次世代にしっかり残したい」と認定を喜んだ。

 県や地権者らでつくる霧ケ峰草原再生協議会は14年から、特定外来生物オオハンゴンソウの駆除や、在来植物をニホンジカの食害から守る電気柵の設置などで生態系の維持に努めている。

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