スマートフォンで「COLOR OF TIME」を撮影する来館者=富山県美術館

スマートフォンで「COLOR OF TIME」を撮影する来館者=富山県美術館

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展示作品インスタ映え 県美術館開館記念展

北日本新聞(2017年12月28日)

 富山県美術館(富山市木場町)も「インスタ映え」を意識-。開館記念展第2弾「素材と対話するアートとデザイン」で展示中のインスタレーション「COLOR(カラー) OF(オブ) TIME(タイム)」が写真映えするとして、若者らが写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿し楽しんでいる。

 「素材と対話するアートとデザイン」は、会場内の撮影が可能。来館者に展示の魅力を発信してもらおうと、「COLOR~」と「虹彩(こうさい)ガラス」の2点に限り、会員制交流サイト(SNS)への投稿を認めている。

 「COLOR~」は高さ5メートル、幅9メートル、奥行き15メートルのトンネル状の作品。数字をかたどった12万枚の紙で作られ、100色のグラデーションで時の流れを表している。フランス出身の建築家でデザイナーのエマニュエル・ムホーさん(東京)が手掛けた。

 インスタグラムには、色の移り変わりが分かるよう全体を写したり、トンネル内で作品を眺める友人を撮影したりと、工夫を凝らした写真が数多く投稿されている。インスタグラムで作品を見たのがきっかけで来館した滑川市の専門学校生(23)は「どの角度から撮ってもきれい」と話した。

 同展は来年1月8日まで。今月29日~1月3日は休館する。富山県美術館と北日本放送、北日本新聞社主催。

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