来春オープンに向け意気込む玉森さん=リンデンバウム滑川店

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おいしいスイーツ届けたい 魚津埋没林館カフェが開店準備

北日本新聞(2017年12月30日)

 魚津市の魚津埋没林博物館は来春、魚津産果物を使ったスイーツを売りにしたカフェをオープンする。運営する洋菓子製造販売のリンデンバウム(魚津市)は来年2月のお披露目会に向けてスイーツの試作などの準備を進めており、玉森周一代表(41)は「多くの人に魚津のフルーツを使ったスイーツを食べてほしい」と意気込んでいる。

 魚津市は客足が遠のいている魚津埋没林博物館をてこ入れして来館客を増やそうと、木育キッズスペースなどを造るほか整備計画の大きな目玉として、地元で採れるフルーツを使ったメニューを販売するカフェを設置する。

 計画の話を聞いた玉森代表は商業施設ではない場所にカフェを開いてもうまくはいかないと感じた。しかし「スイーツを目当てに来てもらうことで、博物館の来客数を増やしたい。今後博物館が生まれ変わるきっかけになれば」という思いから運営者の募集に手を挙げ承認を得た。

 魅力ある施設にしようとカフェの設計デザインを請け負うデザイナーの太刀川英輔さん(神奈川)とも協力して準備を進めている。メニュー開発や店のコンセプトなどの方針を着々と固めている。菓子店とデザイナーがタッグを組むことは珍しいといい、地元名産の加積りんごやブドウ、ナシを丸ごと使い、見た目も映えるようなスイーツを考案中だという。

 魚津市上村木にある店を移転する形となる。「これまでと同じことをやっていてはいけない」と決意し、博物館や太刀川さんと協力態勢で盛り上げるため、新しいコンセプトの下で店を開くという。玉森代表は「見たことのない商品を開発し地元の人には喜んでもらい、市外の人には魚津の魅力を知ってほしい」と語る。

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