川魚店主や法被姿の漁協組合員でにぎわった初市。右側の箱に入っているのがワカサギ

川魚店主や法被姿の漁協組合員でにぎわった初市。右側の箱に入っているのがワカサギ

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恵み回復へ、水揚げ順調 諏訪湖漁協2季ぶり「初市」

信濃毎日新聞(2018年1月9日)

 諏訪湖漁協(諏訪市)は8日、2018年最初の出荷となる「初市」を諏訪市の諏訪湖漁業センターで開いた。16年夏にワカサギなどが大量死したため、初市の開催は2季ぶり。10センチ前後と大きめのワカサギ103キロなどが並び、諏訪地方にある14の川魚店主が次々に購入した。

 諏訪湖は一部が結氷しており、漁師は事前に舟着き場がある流入河川や湖面の氷を割って準備。8日早朝に漁に出て、ワカサギのほか、フナ40キロやコイ32キロ、ナマズ3キロを出荷した。開きにして焼く郷土食「すずめ焼き」などに使う小ブナ10キロと唐揚げなどにするワカサギ5キロを仕入れた諏訪川魚組合の平出良作組合長は「諏訪湖の恵みや、大量死から湖を回復させようと努力している方々に感謝したい」と話していた。

 今季のワカサギ投網漁は、2月ごろに始める採卵に備えて親魚を確保するため、この日が最後となった。同漁協によると、今季の水揚げは、9月初旬の解禁から11月までは月平均2トン、12月は3トン以上だった。07年以降の漁獲量は、ほとんどなかった昨季を除いて9・6〜28・8トンで推移しており、武居薫組合長は「回復途上ではあるが、順調に水揚げできた」としている。

 2季ぶりとなる卵の出荷に向け、武居組合長は「今後諏訪湖に氷が張らなければ、(魚食性鳥類の)カワアイサに食べられる親魚が増える。採卵まで気を抜けない状況が続くが、(鳥の追い払いなどの)努力をしたい」と話していた。

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