デザインを手掛けたラッピング車両を見つめる2年生

デザインを手掛けたラッピング車両を見つめる2年生

富山県 富山・八尾 鉄道

ライトレール彩り鮮やか 花贈る記念日に合わせ

北日本新聞(2018年1月11日)

 男性から女性へ花を贈る記念日をPRする富山ライトレールのラッピング車両が11日から運行する。デザインを手掛けた富山北部高校情報デザイン科2年生9人が10日、富山市城川原の車両基地を訪れ、仕上げの作業に取り組んだ。運行はホワイトデーの3月14日まで。

 ラッピングは、県内の花卉(かき)業界関係者でつくる「富山フラワーネットワーク」と「フローラルとやま実行委員会」が、県産花卉の消費拡大を目的に行い、3年目。昨年までは「フラワーバレンタイン」(2月14日)のみをPRしていたが、今年は「愛妻の日」(1月31日)と「ホワイトデー」を加え、運行期間を例年より1カ月延ばした。

 富山北部高校2年生は「届ける。感謝と愛を花に込めて」をテーマにデザイン。幅広い世代に親しみやすいように、プロポーズや妊娠、老夫婦など6種類のシルエットを入れ、県内で生産されているストックやトルコキキョウ、チューリップを描いた。大きなハート形のリボンもあしらった。

 10日は、代表の生徒2人が花の形をしたフィルムを車両に貼り付けた。デザインをまとめた明官(みょうかん)鮎美さん(17)は「リボンの形や、空いたスペースの使い方が難しかった。見た人が花をプレゼントしたいと思ってくれたらうれしい」と笑顔を見せた。

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