松本市の中心市街地が大勢でにぎわった前回の登城行列=2016年7月

松本市の中心市街地が大勢でにぎわった前回の登城行列=2016年7月

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信州・まつもと大歌舞伎 6月12~18日に

信濃毎日新聞(2018年1月11日)

 松本市で2年に1回開催している「信州・まつもと大歌舞伎」の実行委員会は10日、市内で会合を開き、6回目となる今年は6月12〜18日に公演を行うとする事業計画を承認した。地歌舞伎や現代劇化した歌舞伎公演、歌舞伎役者らが市中心部を松本城まで練り歩く登城行列(6月10日)などの関連事業を展開する。

 まつもと大歌舞伎は2008年、まつもと市民芸術館の串田和美芸術監督が演出し、故中村勘三郎さんらが出演したのが始まり。2人が1994年に都内で始めた「渋谷・コクーン歌舞伎」と同じ演目を上演してきた。前回16年は中村勘九郎さんらが出演した「四谷怪談」を計9公演行い、約1万2千人が鑑賞した。

 実行委によると、今回の演目は調整中。関連公演は、前回に引き続き、岐阜県の東濃地歌舞伎保存会による地歌舞伎、歌舞伎演目を現代劇化する「木ノ下歌舞伎」を予定している。加えて人形劇や神楽、歌舞伎がテーマの落語公演も企画中で、幅広く伝統芸能に親しんでもらえるようにする。子どもが歌舞伎を学べる催しも準備する。

 登城行列は6月10日の午前中を想定。市中央2(本町)に4月下旬に移転する信濃毎日新聞松本本社の新社屋(愛称・信毎メディアガーデン)前から国宝松本城までの区間で行い、地元の子どもが役者と一緒に歩くなど新たな試みも検討している。会場案内など運営を支える市民サポーターは2月半ばから募る。

 実行委は松本市芸術文化振興財団や市、信濃毎日新聞社などで構成している。

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