今春に本格的なロシア料理店をオープンするエフゲニヤさん(左)。右は娘のマリヤさん=富山市豊川町

今春に本格的なロシア料理店をオープンするエフゲニヤさん(左)。右は娘のマリヤさん=富山市豊川町

富山県 富山・八尾 グルメ

ロシアの味もっと身近に 富山に本格料理店

北日本新聞(2018年1月11日)

 ロシア・モスクワ出身で、射水市堀岡(新湊)のマカリナ・エフゲニヤさん(45)が今春、富山市豊川町にロシア料理店「マリヤ」を開く。母国のレストランで修業した料理人で、県内では久々の本格的なロシア料理専門店となる。サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会を6月に控え、「少しでも母国の食文化に興味を持ってもらえたらうれしい」と意気込んでいる。

 エフゲニヤさんはロシアの専門学校で3年間料理を学んだ後、レストランで6年間働き腕を磨いた。約20年前に来日し、結婚を機に富山に移り住んだ。

 現在は富山市内の飲食店で働いており、自分の店を持つのが夢だった。店名は、長女のマリヤさん(11)にちなむ。各国で広く使われる名前で、多くの人に親しんでもらえると選んだ。

 店では、3500~7千円のコース料理を提供する予定だ。ビーツなどの野菜と牛肉を使ったスープ「ボルシチ」、揚げパン「ピロシキ」といった代表料理をはじめ、クリームシチューをパン生地で覆った「グリビー」、水ギョーザ「ペリメニ」、バターを骨付き鶏胸肉で巻いて揚げた「キエフ風カツレツ」、前菜の盛り合わせ「ザクスカ」などを出すことにしている。

 エフゲニヤさんによると、正式なコース料理を提供する店は県内に以前はあったが、今は家庭料理の店しかない。「ロシアに旅行したような雰囲気と、伝統にのっとった本場の味を楽しんでもらいたい」と話す。料理に合うロシアのワインやウオッカなども用意する。

 店内には、国立科学アカデミーの研究者だった叔母が生前、プーチン大統領から贈られた銀食器も飾る予定。形見として譲り受けた貴重な品で「多くの人に見てもらいたい」と話す。

 オープンは3月を目指し、当面は夜のみ営業する。問い合わせは勤め先のル・ジャルダン・ドゥ・サン、電話076(422)2244。

富山・八尾 ニュース