ミンチ状にした大豆やこうじを混ぜ合わせる作業員=JAくろべ大布施味噌加工場

ミンチ状にした大豆やこうじを混ぜ合わせる作業員=JAくろべ大布施味噌加工場

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黒部名水糀みその生産本格化 JAくろべ

北日本新聞(2018年1月13日)

 黒部の地場産品や名水で仕込む「黒部名水糀(こうじ)みそ」の生産が本格化している。添加物を一切使わず、豊かな風味が特徴だ。12日は黒部市金屋のJAくろべ大布施味噌(みそ)加工場で作業が行われた。

 糀みそは市内で栽培された大豆「エンレイ」や地元産コシヒカリ、黒部の名水を使用し、同JAが委託加工販売している。今シーズンは2月末まで生産し、例年並みの約35トンを見込んでいる。

 この日は作業員5人が圧力釜で蒸した大豆をミンチ状にすりつぶし、コメを発酵させたこうじや塩、水と混ぜ合わせる工程に精を出した。委託を受けるグリーンパワーくろべの草野克弥支配人は「安心安全にこだわり無添加としている。風味豊かなみそ汁などで味わってほしい」と話した。

 10キロ3770円で販売し、減塩やこうじ多めといった要望も受け付ける。全て受注方式で、袋詰めをして即日発送する。半年間ほど寝かせると食べ頃になるという。問い合わせは同加工場、電話0765(54)2995、または同JA営農センター、電話0765(52)5615。

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