もろみの温度を均一にする櫂入れを行う高澤杜氏

もろみの温度を均一にする櫂入れを行う高澤杜氏

富山県 高岡・氷見・射水

新酒仕込みに精出す 氷見の酒造場で櫂入れ

北日本新聞(2018年1月17日)

 明治初期から続く老舗、高澤酒造場(氷見市北大町)で新酒の仕込みが最盛期を迎え、16日は蔵元杜氏(とうじ)の高澤龍一社長(41)らが作業に精を出した。今季は前季並みの約4万6千リットルを醸造する。

 同酒造場は「槽(ふな)搾り」と呼ばれる伝統的な製法で「有磯 曙」銘柄の日本酒を製造している。酒米は氷見産「富の香」や南砺産「五百万石」などを使用。今季の仕込みは昨年11月中旬に始め、連日早朝からの作業が続いている。

 最近は純米大吟醸などの仕込みに入っており、16日は土蔵にある大型タンクに入ったもろみの温度を均一にする「櫂(かい)入れ」などを行った。この数日間は寒波の影響で寒暖差が激しく、管理が特に難しいという。高澤社長は「やわらかく、すっきりとした切れのある酒に仕上げたい」と話した。

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