千石町通りの商店主と劇団員が共演した「まちむすび」の一場面

千石町通りの商店主と劇団員が共演した「まちむすび」の一場面

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映画「まちむすび」29日から上映 富山の商店街製作

北日本新聞(2018年1月17日)

 富山市の千石町通り商店街振興組合(窪田憲修理事長)が製作した映画「まちむすび」が29日から北日本新聞ホールなどで上映される。出演から脚本、撮影、音楽まで県内在住のスタッフが手掛け、商店主らと連携して作り上げた"純・富山産"の一作となっている。

 商店街活性化を目的に2013年に製作した「がんこもん」に続く第2弾。店舗やインターネットなどで製作費の出資を呼び掛け、賛同者から約500万円が集まった。

 千石町通りをはじめとする富山市中心市街地で昨年8、9月に撮影。県内のアマチュア劇団員と商店主ら計約50人が出演した。

 借金取りから逃げる男たちが同通りにとどまり、限られたエリアで使用できる「地域通貨」を導入する物語。ユーモアの中にも社会性を織り交ぜ、物の売買だけではなく、人の交流の場でもある商店街の役割を描いている。

 監督を務めた組合副理事長の清水智紀さん(36)=富山市=は「通りの取り組みに共感してくれた人が多く参加してくれ、それぞれの思いが詰まった作品になった」、撮影した島倉和幸さん(48)=同=は「ほかの商店街にも共通する課題などを盛り込めた」と手応えを語った。

 富山シティエフエムの開局20周年記念事業。鑑賞料金は一般千円、中学生以下500円、3歳以下無料。

 問い合わせは清水さん、電話080(3741)3616。

■上映スケジュール(時間は上映開始)
 ◇北日本新聞ホール▽29日=午後7時▽30日~2月3日=午前11時、午後3時、同7時◇県教育文化会館▽同4日=午前11時、午後3時、午後7時◇HOTORI×ほとり座▽同10、11日=午前10時半▽同12~16日=午後8時

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