映画の世界観を凝縮したポスターが並んだ「野口久光 シネマ・グラフィックス」展=新潟市中央区の市美術館

映画の世界観を凝縮したポスターが並んだ「野口久光 シネマ・グラフィックス」展=新潟市中央区の市美術館

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画家・評論家 野口久光さん 新潟で映画ポスター展

新潟日報(2018年1月17日)

 戦前戦後の映画黄金期に映画ポスターのデザインを多数手掛けた画家で評論家の野口久光さん(1909~94年)の足跡をたどる展覧会が、新潟市中央区の市美術館で開かれている。来場者は映画のワンシーンを生き生きと描いた作品をじっくりと見つめていた。

 宇都宮市出身の野口さんは映画配給会社に所属していた約30年間に千点を超える映画ポスターを手掛けた一方で、ジャズの評論家としても知られている。

 会場には、映画「大人は判(わか)ってくれない」などのポスターや原画、野口さんが描いた著名ジャズ奏者のレコードジャケットなど計約460点を展示。野口さんが編集に関わった映画の予告編映像も楽しめる。

 会場を訪れた胎内市の無職男性(75)は「ポスターを見ているだけで場面が浮かんできて懐かしい。オールナイトで映画を見た青春時代を思い出した」と話した。

 3月25日まで(2月12日を除く月曜と2月13日休館)。一般千円、高校・大学生800円、中学生以下無料。

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