恩田木工民親ゆかりの地を歩くルートを載せた地図。多くの人に恩田の功績などを知ってもらうことを願って作った

恩田木工民親ゆかりの地を歩くルートを載せた地図。多くの人に恩田の功績などを知ってもらうことを願って作った

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財政改革に尽力、恩田木工を知る 松代のまち歩きマップ

信濃毎日新聞(2018年1月19日)

 長野市松代地区のNPO法人「夢空間松代のまちと心を育てる会」が、江戸中期に窮乏した松代藩の財政改革に尽力した家老、恩田木工民親(もくたみちか)(1717〜62年)のゆかりの地を歩いてもらうための地図を作った。同会は2017年度、恩田生誕300年の節目に功績を顕彰しようと多彩な企画を展開しており、その一環。地元住民をはじめ、多くの人に恩田の人物像を知ってもらいたい―としている。

 地図は松代の中心部を取り上げ、恩田の屋敷のあった現在の真田公園や、墓のある長国寺などを記載。国史跡松代城跡や旧松代藩文武学校なども載せた。モデルルートとして、旧松代駅舎を出発してこれらを巡る約2・5キロの道のりを矢印で示した。

 真田公園にある恩田の像や歌碑なども写真で紹介。恩田の業績を記した「日暮硯(ひぐらしすずり)」から「精も出すべし、楽もすべし」などの言葉も抜粋して記し、人柄を伝えている。

 昨年12月に恩田ゆかりの地を歩く街歩きの催しを開催。参加した住民ら約20人でそれぞれの魅力を確かめ、地図に載せる場所を決めた。地図はA3判で、県の地域発元気づくり支援金3万円を使い、300枚を作製。1月末まで「松代まち歩きセンター」で無料で配っている。

 育てる会は17年度、恩田の功績を学ぶ連続講座を企画。水害や江戸城建設への協力の割り当てなど、松代藩の財政悪化の背景などを取り上げて理解を深めてきた。地図の編集委員長を務めた元長野市教育センター所長、栗林秀夫さん(69)=松代町西条=は「恩田木工を知ってもらうことは、松代の歴史や文化をより知ることができる良い機会になると思う」と話している。

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