華道家のアイデアが詰め込まれた力作を鑑賞する来場者=金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場

華道家のアイデアが詰め込まれた力作を鑑賞する来場者=金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場

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北陸の花材で調和の美 北國花展後期展 めいてつ・エムザ

北國新聞(2018年1月20日)

 北國新聞創刊125周年記念の第43回北國花展「伝統と現代」(北國新聞社主催、石川県いけ花文化協会協力)は後期展2日目の19日、大勢の来場者が金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場に詰め掛け、華道家が創意を尽くした105点に目を凝らした。金箔(きんぱく)や水引、珠洲焼といった北陸の花材や花器を使った作品が並び、花と伝統工芸品による調和の美が来場者を楽しませた。
 黄色のオンシジウムが温かな雰囲気を醸す現代花は、漆を塗り重ねた漆黒の和紙に金箔が貼られ、春の軽快さを表現した。別の現代花は、イチジクの枯れ木に赤やピンク、水色の水引があしらわれ、落ち着きの中に華やかさを漂わせた。
 どっしりとした珠洲焼を用いた作品には、モクレンと鈴なりに実ったセンダンの実が生けられ、立国1300年を迎えた能登の伝統工芸品をアピール。高岡市で作られたスズ製のかごを自在に曲げ、純白のアマゾンリリーやカスミソウを配したレリーフ作は、清楚(せいそ)な宝飾品のように会場の一角で輝きを放った。
 この日は作品解説も行われ、池坊の出品者は花をつり下げた作品について「揺れると花が踊っているように見える」と狙いを語った。古流華友会の出品者は種から育てたイトヒバの木を使ったと紹介し、花芸安達流の出品者は風で倒れたツバキの葉を1枚ずつ洗って艶やかさを取り戻したと、花材に注いだ思いを伝えた。
 花展は21日までで、入場料は700円(中学生以下無料)となっている。

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