招待作家の寄贈作品などで金津創作の森の20年間を振り返る展示=20日、福井県あわら市の同創作の森

招待作家の寄贈作品などで金津創作の森の20年間を振り返る展示=20日、福井県あわら市の同創作の森

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創作の森20年、歩み回顧 国内外作家の60点紹介

福井新聞(2018年1月21日)

 福井県あわら市の金津創作の森の開館20周年と初代館長の針生(はりう)一郎氏(1925~2010年)の没後7周年を記念した館蔵品展(福井新聞社後援)が20日、同創作の森で開幕した。国内外の招待作家約40人によるガラスや絵画など寄贈・寄託作品を中心にした約60点で歩みを振り返る。3月4日まで。
 
 同創作の森の象徴である工房でのガラス制作のきっかけとなった1998年の「グラスアートドキュメント'98」と「グラスワークショップ」の海外の招待作家の作品も並べた。クジラをモチーフにした円盤状のモニュメントは、光を通す素材を使い、アメリカの少数民族の伝統的紋章をデザインしている。植物のモニュメントや母子像などユニークなデザインの作品が並び、訪れた人は作家の世界観に浸っていた。
 
 針生元館長が提唱した、現代美術作家が滞在し制作するアートシリーズ「アートドキュメント」(2000年~11年)の野外作品をパネルで紹介している。
 
 開館は午前10時~午後5時、月曜休館。一般300円、高校生以下は無料。問い合わせは金津創作の森=電話0776(73)7800。

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