天守を背景に氷像を制作する氷彫コンクール「チャンピオンシップ」の出場者たち

天守を背景に氷像を制作する氷彫コンクール「チャンピオンシップ」の出場者たち

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徹夜作業 松本城氷彫フェス開幕

信濃毎日新聞(2018年1月21日)

 松本市の松本城公園などに氷の彫刻が並ぶ「国宝松本城氷彫フェスティバル」は20日、2日間の日程で始まった。日没後、徹夜で氷像を作る全国氷彫コンクールの「チャンピオンシップ」が始まり、出場した17チームがチェーンソーやのみで氷塊を彫り込んだ。

 コンクールは準備作業の負担などを理由に昨年で終了が決まっていたが、希望する声を踏まえて今年も開くことになった。県内外から集まった出場者たちは、重さ約130キロの長方形の氷15個を使って作品を制作。新潟県十日町市で旅館を営む林正樹さん(45)は仲間と共に、巨大な魚とザリガニを作る予定で「彫刻家との交流や技術を学べる場なので、今年も出場できてうれしい」と話していた。

 出場者とは別に、「氷彫刻界のレジェンド」と呼ばれる北海道の中村順一さん(60)も参加。平昌(ピョンチャン)冬季五輪を盛り上げようと、スピードスケート女子代表の小平奈緒選手(茅野市出身、相沢病院)らの氷像作りに取り組んだ。

 21日の日中に解けて崩れる氷像もありそうで、松本市などでつくる実行委は早めの来場を呼び掛けている。入場無料。

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