結団式で子どもたちを激励する西村さん(左)=高志の国文学館

結団式で子どもたちを激励する西村さん(左)=高志の国文学館

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西村まさ彦さんプロデュース 家持の公演へ稽古開始

北日本新聞(2018年1月22日)

 大伴家持の生誕1300年を記念し、小学生を対象に俳優の西村まさ彦さん(富山市出身)がプロデュースする公演の結団式が21日、富山市舟橋南町の「高志(こし)の国(くに)文学館」であり、20人が本番に向けた稽古をスタートさせた。

 公演は「和歌と朗読を楽しみ、童謡を歌い、日本語の美しさを知る集い」と題し、奈良時代の越中国守だった家持が富山で暮らした日々をつづった絵本「春の苑(その)紅にほふ はじめての越中万葉」を朗読する。

 高岡市出身の室崎琴月が作曲した「夕日」や県民愛唱歌「ふるさとの空」を合唱し、ウルトラマンに登場する怪獣を題材にした紙芝居も披露する。

 結団式では、主催する県文化振興課の清原明宏課長があいさつ。西村さんが「富山にちょっとでも興味を持ってくれたらうれしい」と呼び掛けた。児童たちは家持に関する常設展を見学後、発声や歌の練習に励んだ。

 あと2回稽古し、28日午後3時から同館で開く公演に臨む。当日の観覧は無料。

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