2019年のデスティネーションキャンペーンの内容を発表する米山隆一知事(中央)ら=23日、新潟県庁

2019年のデスティネーションキャンペーンの内容を発表する米山隆一知事(中央)ら=23日、新潟県庁

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19年新潟と山形・庄内DC 日本海「美食旅」堪能を

新潟日報(2018年1月24日)

 新潟県と県観光協会、JR東日本などは23日、県庁で共同で記者会見し、2019年10~12月に新潟県と山形県庄内エリアで展開する大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」の内容を発表した。「日本海『美食旅(ガストロノミー)』」をテーマとし、地域の食を文化、歴史、自然などを交えて発信する。

 新潟県を舞台にしたDCは14年以来、5年ぶり9回目。総合プロデューサーを務める雑誌「自遊人」の岩佐十良(とおる)編集長によると、ガストロノミーは通常は「美食学」と訳されるが、旅と掛け合わせ、その地域ならではの食を追求し、楽しむ旅行スタイルとして世界的に広がりつつある。

 新潟県では、城下町文化の村上・新発田エリア、雪国文化の湯沢・魚沼エリアなど、県域を七つの地域に分けて情報を発信する。現在は、庄内エリアも含めた各エリアの観光関係者が会議を開き、食にまつわる歴史や文化を多角的に分析し直し、旅行商品を作成中だという。

 岩佐氏は「食文化を掘り起こすことで、新潟は京都や東京に次ぐ食文化県にもなれる。DCのためだけでなく、この先の観光振興のきっかけになるようにしたい」と意気込む。

 米山隆一知事は「DCを最大限に生かし、官民一体の態勢を構築して交流人口のさらなる拡大につなげたい」と語った。

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