夏場にマイカー乗り入れを規制することが決まった阿寺渓谷=23日、大桑村

夏場にマイカー乗り入れを規制することが決まった阿寺渓谷=23日、大桑村

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大桑「阿寺渓谷」環境保護へ マイカー乗り入れ夏場禁止

信濃毎日新聞(2018年1月24日)

 木曽郡大桑村は今年から、エメラルドグリーン色の澄んだ水流で知られる「阿寺(あでら)渓谷」へのマイカーによる乗り入れを夏場に限り禁止する。有料でシャトルバスを運行。渓谷の環境保護のため、通年で来訪者に協力金を求める。観光スポットとして広く知られるようになり、来訪者がここ数年で急増していた。今夏のマイカー禁止期間は7月21日〜9月2日。

 村や村観光協会などでつくる「阿寺渓谷管理運営協議会」が23日、村内で会合を開き、新たな規制を決めた。

 村は昨夏、周辺で初めて規制に乗り出し、大型バスの乗り入れを禁止。渓谷入り口でマイクロバスに乗り換えてもらう対応をした。このため、昨年7、8月の来訪者は前年より4千人ほど少ない4万8千人(推計)だった。

 渓谷沿いの村道は幅が狭く、駐車できる場所も限られる。ポイ捨てごみも増え、環境問題も浮上。昨年、渓谷の保全について住民から意見を募るなどした結果、豊かな自然を守ることを重視した。

 協力金は、今春にも渓谷の入り口などに箱を置き、募り始める。遊歩道やトイレの整備、一帯の清掃、夏に警備会社に委託して配置する警備員の人件費などに使う。村は今後、タクシー会社などにシャトルバスの運行を依頼する予定。利用料金は今後決める。

 運営協の古畑昌夫会長(79)は「これだけで自然が守れるわけではないが、夏場の混雑を避ける意味では、画期的なことだと思う」としている。

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