古里で開いた店で、はと麦ビールを手に笑顔を見せる新井さん

古里で開いた店で、はと麦ビールを手に笑顔を見せる新井さん

富山県 砺波・南砺・五箇山

はと麦生ビール誕生 石動のフランス料理店

北日本新聞(2018年1月25日)

 小矢部市特産のハトムギを使ったクラフト生ビールが誕生した。今月オープンしたフランス料理店「マルカッサン」(石動町)が金沢市の醸造所に依頼して造った。苦みが少なくて飲みやすく、香りが良いという。オーナーシェフの新井博子さん(34)は「店の売りの一つにしていきたい」と話している。 

 一昨年8月に台湾からUターンした新井さんは古里で念願の店を開くに当たり、小矢部市の食材をなるべく使いたいと考えていた。全国一の生産量を誇る地元産ハトムギでビールが造れないかと、醸造所を持つ飲食店「オリエンタルブルーイング」(金沢市)に持ち掛け、仕込んでもらえることになった。

 試作から醸造、1カ月間の熟成を経て、今月5日の店のオープンから「はと麦ビール」の提供を始めた。新井さんによると、ハトムギを使ったビールの商品化は小矢部市内初で、生ビールとして扱っているのは全国でも珍しいという。客からは「すっと飲め、後味にしっかりビールの感じが残っている」などと好評だ。

 三井アウトレットパーク北陸小矢部の開業を機に市内を訪れる人は増えている。市の空き店舗助成を活用し、石動駅近くに店を設けた新井さんは「フレンチは敷居の高いイメージがあるが気軽に入れる店にしたい。小矢部の食材の良さを伝え、地元に末永く愛される店を目指したい」と張り切る。はと麦ビールを生で置いてくれる店があれば、広めていきたいと考えている。

 はと麦ビールは700円。営業は午前11時~午後2時半と午後5時~同10時。月曜、第2火曜定休。電話0766(67)0114。

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