上田市を出発し、戦国大名・武田氏ゆかりの甲府市の観光名所を巡るバスツアーが2月に始まる。昨年10月に上田商工会議所(上田市)、甲府商議所(甲府市)、上越商議所(新潟県上越市)が観光分野での連携を目指す「三国同盟」を締結。今回は第1弾の取り組みで、1泊2日と日帰りの2コースがある。上田商議所は「一緒に企画した方が効果的なPRになる。全国の戦国ファンを呼び込みたい」としている。
「三国同盟」は真田氏、武田氏、上杉氏と人気の戦国大名にゆかりのある3商議所が戦国武将をテーマに観光振興を図る狙い。昨年12月には、旅行商品開発のため上田商議所職員らがモニターツアーで甲府市を訪れた。
今回のツアーは、地元ガイドによる解説を聞きながら武田神社や武田信玄の墓所などを見学。地元食材を使った料理を味わい、ワイナリー(ワイン醸造所)でワインの試飲もある。宿泊コースは甲府市に隣接する山梨県笛吹市の石和温泉に泊まる。
今後は、それぞれの観光名所を紹介するホームページの作成やインバウンド(海外誘客)での連携を目指す。
宿泊コースは2月15、25日に実施し、4人1部屋で1人2万4800円(予約人数によって金額が変わる)。3月17日の日帰りコースは1万1800円。日帰りコースは午前5時半、宿泊コースは午前7時半に上田駅を出発。途中の上田、東御、小諸、佐久市の計4カ所で乗車できる。問い合わせは運行を担当する上田バス(電話0268・34・5551)へ。