連日の冷え込みで結氷が進み、荘厳な姿を見せる不動滝=25日正午ごろ、高森町

連日の冷え込みで結氷が進み、荘厳な姿を見せる不動滝=25日正午ごろ、高森町

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巨大氷瀑、荘厳な姿 高森の不動滝

信濃毎日新聞(2018年1月26日)

 下伊那郡高森町の大島川上流にある不動滝の結氷が進み、氷瀑(ひょうばく)を一目見ようと写真愛好者らが足を運んでいる。冬型の気圧配置が強まった25日、近隣の飯田では氷点下9・2度と今季最低の冷え込みとなった。町内は好天に恵まれ、青空の下、白いつららと水しぶきが共演した。

 不動滝は標高約1100メートルにあり、高さ約50メートル、幅約10メートルの滝は3分の2ほどが結氷。雪化粧した氷と岩肌の色彩が美しい。しんとした林内では豊富な水量が滝つぼに流れ落ちる水音だけが響き、荘厳な雰囲気が漂う。

 愛知県豊橋市から訪れた池田六雄さん(75)は「夏に一度訪れて、冬の姿を見たいと思っていた。つららが連なった上に水が流れ、とても良かった」と、熱心に写真に収めていた。

 周辺の林道は多い所で約20センチの積雪があり、滝の手前約2・5キロは車両通行止めになっている。高森町産業課は「2月上旬に全面結氷となる年が多い。今週末の冷え込みは厳しいそうなので期待したい」としている。

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