作業台にずらりと並んだばんこもち=29日、福井県池田町のふるさとふれあい道場

作業台にずらりと並んだばんこもち=29日、福井県池田町のふるさとふれあい道場

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鍋敷きみたいな保存食 ばんこもち作りピーク

福井新聞(2018年1月31日)

 福井県池田町に伝わる農家の保存食「ばんこもち」作りが、同町土合皿尾のそば打ち体験・食事施設「ふるさとふれあい道場」で最盛期を迎えている。雪が降り続く中、道場内にはヨモギの香りが漂い、職員が成形や乾燥の作業に追われている。

 ばんこもちは、もち米とうるち米にヨモギをたっぷりと加えてつくのが特徴。円盤状の形から「なべしき」とも呼ばれ、田植えの合間のおやつとして重宝されてきた。一段と寒さが増した11日から作業を始めた。

 この日は村上義信施設長ら職員6人が餅をつき、直径20センチ、厚さ2センチほどに形を整えた。作業台の上で4、5日干した後、穴を開けて10日間ほどつるす。ほとんど乾燥させずに真空パックした「生ばんこもち」も人気で、2月末までに合わせて1500枚生産する。

 問い合わせ、予約は同道場=電話0778(44)6878。2月6~12日は福井市のハピリンでも購入できる。

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