小矢部市地域おこし協力隊は2月1日から、動画投稿サイト・ユーチューブチャンネルに「おやぶん(おやべ文化)放送」を開設する。市内外のアーティストやクリエーターらとコラボレーションして市内で撮影した動画を配信し、市の魅力を発信する。
市内への移住や定住の促進、観光客へのプロモーションなどにつなげようと隊員の元井康平さんが企画し、武井靖さんも協力して準備している。小矢部の「日常」や「非日常」の風景の魅力を効果的に伝えるため、ダンサーやミュージシャン、料理人らが市内の観光地やギャラリー、飲食店などでパフォーマンスする様子を撮影、発信することにした。
第1弾は元井さんが親交のある愛知県の夫婦ダンスデュオを招き、埴生護国八幡宮など3カ所でスマートフォンや一眼レフカメラを使って撮影した。八幡宮では参道や社殿前で2人が即興でコンテンポラリーダンスを繰り広げ、日常と違った風景に変えた。
動画は約2分に編集し、音楽を組み合わせて仕上げた。2月からは八幡宮と商工会駅前ビルの屋上で撮影した2本の動画を配信する。元井さんは「ここはどこと関心を持ってもらえる映像に仕上がった」と言い、市民の一人は「いつもと違った目線で小矢部が映し出されている」と話す。
月1回は新たな動画を配信し、撮影に協力するアーティストらにスポットを当てるインタビュー映像の配信も検討する。市内の高校生ら若い世代と力を合わせて活動していくことも考えており、元井さんは「観光地や食、農業など小矢部の魅力を発信するメディアチャンネルにしていきたい」と話している。