柿ごのみを使ったチョコレート菓子「カーキショコラ」を完成させた藤井幸治さん(右)=富山干柿出荷組合連合会

柿ごのみを使ったチョコレート菓子「カーキショコラ」を完成させた藤井幸治さん(右)=富山干柿出荷組合連合会

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「柿ごのみ」とチョコがコラボ バレンタイン向け菓子完成

北日本新聞(2018年2月2日)

 富山干柿出荷組合連合会(仲筋英生会長)は1日、柿を使ったチョコレート菓子をお披露目した。ドライフルーツ風に加工した連合会の商品「柿ごのみ」を用い、有名パティシエが手掛けるカフェでシェフを務める藤井幸治さん(44)=氷見市出身=が考案。バレンタインデーに向けたスイーツで、柿のフルーティーな酸味とチョコのほろ苦さを絶妙にマッチさせたとPRしている。

 柿ごのみは連合会が2013年に商品化した。干し柿と同じ三社柿を使っているが、水分をたくさん抜くことで甘さを抑え、フルーティーな食感が楽しめる。

 藤井さんは、石川県七尾市出身のパティシェ、辻口博啓氏が手掛けるカフェ「ルミュゼドゥアッシュ」(七尾市)のシェフ。南砺市特産の干し柿を使ったスイーツ作りを模索する中で、ドライフルーツと同じように活用できる柿ごのみに着目した。

 新商品は「カーキショコラ」。柿ごのみとオレンジなどのドライフルーツやクッキー生地を、チョコレートでコーティングした。ブランデーを染みこませた柿が、生地の食感を損なわないよう試作を繰り返した。

 連合会は、南砺市高宮(福光)の事務所で新商品を発表。理事の藤井敏一さん(69)=同市土生新・福光=は「南砺市が誇る干し柿の知名度アップが期待でき、大変ありがたい」と言い、藤井さんは「好評であれば来年以降の販売も検討したい」と話した。
 1箱5個入りで価格は2千円(税込み)。富山大和で3日、高岡大和で10日から、いずれも14日まで販売し、計千箱の売り上げを目指す。

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