吉田理事長(右)から賞状を受け取る中島さん(中央)

吉田理事長(右)から賞状を受け取る中島さん(中央)

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買い物もっと気軽に とやま銘菓15日新装開店

北日本新聞(2018年2月6日)

 JR富山駅高架下のきときと市場とやマルシェで和菓子を販売する「とやま銘菓」が15日、富山クリエイティブ専門学校(富山市牛島新町、大野幸一校長)の生徒が設計した店舗に生まれ変わる。身近とカジュアルを組み合わせた「ミジカジュアル」をテーマに、気軽に買い物できる空間にする。表彰式が5日、同校であり、提案が採用された建築学科2年の中島利奈子さん(23)に賞状が贈られた。

 とやま銘菓には県内の和菓子店でつくる「富山のれん会」(吉田栄一理事長)の19店が出店。とやマルシェのリニューアルに伴い、半分の広さ(36・5平方メートル)になる。店員が商品を説明しながら売る対面販売から、客が商品を選んでレジに向かう方式に変更する。設計依頼を受けた同校は建築学科で募集した生徒13組の案を提示した。

 新高岡駅の土産店でアルバイトをしている中島さんは実体験を踏まえて検討。若者に親しんでもらうため、陳列棚に県産材や和紙などを使い、配色や配置を工夫した。

 表彰式では吉田理事長が「提案の思いに沿った店舗にしたい」とあいさつ。評価の高かった5組を表彰した。最優秀賞の中島さんは「自分のアイデアが形になることがうれしい」と笑顔を見せた。

 ◇入賞者▽富山のれん会賞=柴谷雄太・吉田遼太郎▽優秀賞=有江大樹▽奨励賞=東海力斗・宮崎勇磨▽佳作=舘秀美・村澤瞳

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