大相撲で十両昇進が決まった金沢市出身の炎鵬(宮城野部屋、金沢学院大OB)は6日、東京都墨田区の宮城野部屋で、3月の春場所に向けて稽古を再開した。稽古まわしは幕下以下の力士がつける黒色から十両以上の関取が締める白色に変わり、炎鵬は「気持ち新たに頑張る。しっかりと勝ち越したい」と意気込んだ。
この日はぶつかり稽古を行わず、スクワットをしたり、タイヤに重りを積んで引っ張ったりして基礎的なトレーニングに汗を流した。真新しい白のまわしについては「まだ慣れない。重くて硬い」と話した。
関取になると、相撲部屋で個室が与えられるが、今は個室が空いていないため、大部屋で過ごしているという。初場所は東幕下6枚目で4勝3敗だっただけに、炎鵬は「本当にラッキーで十両に上がったので、一場所で落ちないようにしたい」と力を込めた。