協議会設立を発表した小口良平さん(中)と小口正史さん(右)、米田信吾さん。良平さんが世界一周で使用した自転車も披露した

協議会設立を発表した小口良平さん(中)と小口正史さん(右)、米田信吾さん。良平さんが世界一周で使用した自転車も披露した

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サイクリングで誘客を 諏訪湖・八ケ岳舞台「協議会」設立

信濃毎日新聞(2018年2月15日)

 7年半をかけて自転車で五大陸を走破し、世界一周に成功した岡谷市の小口良平さん(37)ら諏訪地方の自転車愛好家4人が14日、「諏訪湖八ケ岳自転車活用推進協議会」を設立した。諏訪湖と八ケ岳連峰に恵まれた自然を生かし、サイクリングを楽しめる環境を整えて誘客を進めると説明。サイクリングのガイドを職業として成り立たせることも目指している。

 小口さんのほか、諏訪郡下諏訪町の旅館業小口正史さん(27)、ともに茅野市の地域おこし協力隊員の米田信吾さん(33)、日向真樹さん(43)の4人で設立した。世界一周を終えた良平さんが正史さんと知り合い、「好きな自転車を仕事にできたらいい」と発案。茅野市でレンタサイクルやガイド養成の計画を進めていた米田さんと日向さんも賛同して加わった。

 同協議会は、諏訪地方の店舗や美術館などに駐輪できる「サイクルスタンド」の設置も促進。諏訪湖畔や八ケ岳山麓などの自転車向けコースをマップにまとめ、インターネットで公開するという。また、サイクリングの観光面、安全面の知識を身に付けるガイドの養成講座を開催。諏訪地方に多い宿泊施設と連携したサイクリングツアーも企画する構想もある。

 14日に諏訪市内で協議会の設立を発表した良平さんは、「自転車のガイドを将来の選択肢として子どもたちに見せたい」と強調。正史さんは「自転車にとって道路環境の面で課題もある。行政への提案もしたい」と話した。協議会は仲間を募集している。問い合わせは正史さん(電話080・4665・0516)へ。

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