レース後、母親と抱き合う石川選手=竜平アルペンセンター(清水義晃撮影)

レース後、母親と抱き合う石川選手=竜平アルペンセンター(清水義晃撮影)

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石川晴菜33位 「積極的にいけた」、スキー女子大回転

北國新聞(2018年2月16日)

 【平昌=清水義晃】平昌冬季五輪は大会7日目の15日、竜平(ヨンピョン)アルペンセンターで女子大回転が行われ、石川晴菜(23)=金沢市、木島病院=が2回の合計タイム2分28秒99で33位となった。午前の1回目はゴール手前でのミスが響いて36位と出遅れたが、午後の2回目は危なげなく滑りきり、順位を三つ上げた。
 競技には81人がエントリーし、1回目、石川は32番目に登場した。うねりが多い難コースをうまく処理して見せたが、最終盤でバランスを崩して失速し、1分16秒49の36位となった。
 トップと5秒87差で迎えた2回目は「自分のやりたいことをやる」と果敢に攻めた。午前中のミスを修正して最後までスピードに乗ってフィニッシュし、1分12秒50とタイムを縮めた。
 石川は「2回目は積極的に滑ることができた。いけるところはタイトにいった」と振り返った。今後の課題については「ターンの質を上げなければいけない。タイムロスが少ないターンをこれから磨いていきたい」と語った。
 石川県出身者で冬季五輪に出場したのは、2014年ソチ五輪フリースタイルスキー・ハーフパイプ男子の津田健太朗さん=宝達志水町出身、スキーハーフパイプ日本代表コーチ=に続いて2人目。日本勢の女子アルペン競技としては06年トリノ五輪以来となる。
 女子大回転は12日に開催予定だったが、強風のため延期となっていた。15日は風の影響もなく、予定通り競技が行われた。
 トップは合計2分20秒02のミカエラ・シフリン(米国)で、ラグンヒル・モビンケル(ノルウェー)が0秒39差の2位、フェデリカ・ブリニョネ(イタリア)が0秒46差の3位だった。

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