17、18日に実施する南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落のライトアップに先立ち、試験点灯が16日行われた。雪深い山里の集落が光りを帯び、幻想的に浮かび上がった。
ライトアップは地元の実行委員会が定期的に行っており、今回がことしの初回となる。例年は雪解けが進んだ3月に実施していたが、雪化粧した集落の雰囲気を楽しんでもらおうと、12年ぶりに2月に行った。
ライトアップの手法や照明機器も大幅に変えた。45基のライトと100個の足元灯を使用。厚い雪に覆われた合掌造り家屋21棟の屋根の側面や窓を照らし、立体感を出した。田んぼにはかまくら3基を設けた。
ライトアップは午後5時から同9時まで。問い合わせは同集落保存財団、電話0763(66)2123。