新たに商品化した東浦みかんを使ったポン酢「914」=15日、敦賀市のケセラセラーみやもと

新たに商品化した東浦みかんを使ったポン酢「914」=15日、敦賀市のケセラセラーみやもと

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鍋にぴったり!みかんポン酢完成 敦賀の新名産に

福井新聞(2018年2月20日)

 福井県敦賀市特産の「東浦みかん」の果汁が入ったポン酢「914」を同市の酒販店ケセラセラーみやもとが商品化し、14日に販売を始めた。敦賀で加工したおぼろ昆布も使っており、地元の伝統が凝縮した商品。同店は「敦賀の新たな名産としてPRしたい」と話している。

 同店の宮本佳奈さん(54)は3年前、市新商品チャレンジ事業の認定・補助を受け、東浦みかんの果汁を使ったビールを商品化。「914」と名付けた。昨年は同様の商品名で東浦みかんを使った黒ビールを開発しており、今回のポン酢は「914」シリーズの第3弾となった。

 ビールの開発を進める際に、みかん農家が摘果作業で間引きした青みかんを有効利用できないかと考え、かんきつ類の果汁を使ったポン酢に注目。本年度の同事業に補助金を申請した。

 ポン酢にはベースとなる間引きみかん果汁のほかに、完熟みかんの果汁も加えた。昆布も使われうま味たっぷり。糖類や保存料、うま味調味料などは一切使用しておらず、食材の味を引き立たせるシンプルな味わいとなっている。宮本さんは「鍋はもちろん、白身魚の刺し身につけてもぴったり」と話している。

 開発はみかんの摘果作業がピークを迎える昨年の7月から始まった。ただ、この時期に間引いたみかんは皮が硬く、果汁を搾り出すのが困難だった。宮本さんは一時開発を諦めかけたものの、農家から「もう1カ月摘果を遅らせようか」と提案を受け、商品化にこぎ着けた。「協力してくれた農家のためにも、みかんポン酢を多くの人に広めたい」と思いを語る。

 300ミリリットルの瓶で販売。製造は江戸時代から300年以上続く「とばや酢店」(小浜市)に依頼した。1200本を生産し、同店でも扱っている。敦賀駅交流施設オルパークや東京の県アンテナショップ「ふくい南青山291」などでの販売も予定している。

 問い合わせはケセラセラーみやもと=電話0770(22)0537。

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