石神仏を奉納した意味やそれぞれの特徴を載せたパンフレット

石神仏を奉納した意味やそれぞれの特徴を載せたパンフレット

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筑北の神社周辺に石神仏808体 特徴的な27体を紹介

信濃毎日新聞(2018年2月21日)

 筑北村教育委員会は、同村坂井の修那羅山安宮(しょならさんやすみや)神社周辺に808体ある石神仏、石造物を紹介するパンフレットを作った。2016年度から3年計画で村教委が実施している石神仏の調査が一定程度進んだことを受け、成果を観光にも生かす。村内のJR駅や宿泊施設などで無料配布する。

 1860(万延元)年に修験者の修那羅大天武(だいてんむ)が開いたとされる神社は、標高千メートル余の場所に立地。祈願したことがかなうと、自分で彫った石神仏や自然石などを奉納する習わしがある。神と仏を一体と見なす「神仏習合」の民間信仰を色濃く伝えており、江戸時代以降、近年まで奉納は続いているという。

 パンフレットはA3判を四つ折りにした大きさで5千部印刷。「修那羅調」と呼ばれる手作り感のある素朴な表情の石神仏、蚕の天敵であるネズミを捕まえる猫を養蚕農家が祭った「猫神」など、特徴的な27体を写真付きで解説している。作成費は10万円余。

 調査に携わった村文化財調査保護委員の一ノ瀬泰明さん(68)は「貧しい庶民が子どもの健康や病の回復などを願って奉納しており、とても人間味がある。解説を見ながら、自分も共感できる石神仏を探してほしい」としている。

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