仮名遣い論争の経緯を紹介している芳賀矢一展=22日、福井県教育博物館

仮名遣い論争の経緯を紹介している芳賀矢一展=22日、福井県教育博物館

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仮名遣い論争、芳賀矢一に焦点 福井県教育博物館で展示

福井新聞(2018年2月27日)

 福井市出身の国文学者、芳賀矢一(はが・やいち)=1867~1927年=の特集展示が3月25日まで、福井県教育博物館(坂井市)で開かれている。森鴎外らと繰り広げた「仮名遣い論争」に焦点を当てた内容となっている。

 芳賀は東大教授や国学院大学長を務め、日本の文学の発展に大きな功績を残した。今回の展示は、童謡の歌詞を手直しした功績を披露した前期展に続く後期展。

 仮名遣い論争は1908(明治41)年に始まった。芳賀は、日常の話し言葉を仮名に使う「現代仮名遣い」が好ましいとし、旧来の「歴史的仮名遣い」がふさわしいとする森鴎外らと対立した。芳賀はこの論争で敗れたが、戦後、現代仮名遣いが普及したことで、芳賀の先見の明に対する評価は高いという。

 展示では、論争の経緯や芳賀の交友関係、明治時代の国語教育の変遷を紹介。芳賀の孫の眞矢子さん(東京)から寄贈された「奉祝唱歌」の直筆の書や眼鏡、懐中時計なども披露している。

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